複数のカード表面のデザイン

プラスチックカードは【85.6mm×54mm】の小さなキャンバス。
制約が多くシンプルだからこそ、デザイナーさんの力量も試されます。
日本人は制約が多ければ多いほどその中でクリエイティビティを発揮する方が多いように思います。
はじめてカードデザインをされるデザイナーさん向けに、カードデザインのコツをいくつかご紹介します。

サイズを間違えない

一番初めに当たり前のことで恐縮ですが、名刺サイズと間違えてデザインを作ってしまうデザイナーさんが結構います。
カードの一般的なサイズは【85.6mm×54mm】です。
なお、一般的な名刺サイズは【91mm×55mm】です。

よろしければ弊社のフォーマットをダウンロードしてご利用ください。
カードサイズにトンボを切ってあります。

カードの印刷特性と、印刷方法を念頭に置いてデザインする

カードを作成するにあたっては、デザインの内容に合わせて印刷方式を選択します。
完成したデザインを実現するために、印刷方式によっては向き不向きがあるからです。

シルクスクリーンで表現するのか、オフセットで表現するのか、あるいはオンデマンドで表現するのか。
印刷方式をあらかじめ想定しておかないと製版において版が重なり過ぎたり、再現性が難しかったり、不必要に高コストになってしまうことも発生します。
カードの印刷方法については下記の関連記事をご覧ください。

<関連記事>

一般的なプラスチックカードの印刷方法について

機能的に必要なオプションと、装飾的なオプションを分けて考える

「機能的なオプション」とは、顧客管理を行うためのバーコードやナンバリング、ボールペンで記名してもうらうためのサインパネル加工などです。
会員カードや診察券には、その運用において必要不可欠な機能がある場合があります。
事前にどのような運用を行うかヒアリングをした上で、機能的な要素は盛り込む必要があります。

一方、「装飾的なオプション」はカードデザインにオリジナリティをもたらすため重要な要素です。
具体的には金や銀のフィルムを融着させる箔押しや、キャッシュカードやクレジットカードに施されている凸出しエンボスのナンバリングなどです。
これらのオプションは「印刷+物理的な効果」によりデザインにアクセントをもたらします。
効果的に活用することで独創性のあるクリエイティブにつながります。

色数を使いすぎない

シルクスクリーンや、オフセットを組み合わせると、4C以上の色数を使用するデザインになってしまう場合があります。
製版を用いるため、版が増える程印刷コストが高くなってしまい予算が折り合わなくなる可能性も生じます。

CMYKの4Cにするか、シンプルに特色1Cもしくは2Cに抑えるのがコツです。
DICやPANTONEで特色指定をする事で、仕上がりのイメージも共有できますし、我々のような業者との打ち合わせもスムーズに進みます。

印刷以外の装飾として箔押し、エンボスなどでカバーするのも一つの手です。

裏面は文字情報が基本

特に会員カードの場合ですが、規約や免責事項などはもれなくテキスト化して、可読性が担保できるポイント数を用いてレイアウトをしましょう。

デザインというよりカードの運用に関わる部分ですが、これをきちんと明記しておかないと、いざお客様の手に渡った時に想定外の事が起きます。
「本人以外は使えないよ」とか、「割引の対象商品」とか、「来店時に必ず持参してください」とか、そういう文言が抜けているケースが結構ありますので要注意です。
カードを作る前にクライアントと運用のルールをしっかりすり合わせておきましょう。

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カードデザイン入稿あるある「誤植、誤字」編

2019年2月21日 9:40 pm Published by

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This post was written by Buzz planning