CMYKのイラスト

プラスチックカードの印刷方法については、普段紙媒体の印刷に関わる方にとっても非常に分かりにくい物になっています。
85.6mm*54mmの小さな面積の中での表現となるため、デザインに応じて最適な印刷方法が異なる点も、内容が分かりにくくなる要素の一つでしょう。
プラスチックカードの一般的な印刷方法について解説します。

プラスチックカード印刷の基本

プラスチックカードの基本的な印刷方法は次の3種類です。

  1. シルクスクリーン印刷
  2. オフセット印刷
  3. オンデマンド印刷

印刷手法の技術的な詳細は割愛しますが、各印刷の特長を簡単にご説明します。

シルクスクリーン印刷

シルクスクリーン印刷はベタ塗りが得意です。
インクが厚くこってり乗っかるイメージです。
「開業時に看板屋さんにカードを作ってもらった」というお客様に技術転用の面からシルクスクリーン印刷のカードをご利用の方が多いです。

色数をあまり用いず、1色とか2色使いでシンプルなデザインをすることが一般的です。
日の丸や星条旗、トリコロールのようなデザインで力を発揮します。

ただし、シルクスクリーン印刷は「製版コストが高い」、「細かい表現はできない」、という弱点もあり、カード印刷の分野では次に紹介するオフセット印刷やオンデマンド印刷が主流になってきています。

もちろん全面ベタや、金銀メタリックの表現など、シルクスクリーンを用いなければ表現できないデザイン、仕上がりもございますので使い分けが必要です。

なお、弊社でご提供しているPVCカードの価格表はオフセット印刷対応の価格です。
デザイン上、シルクスクリーンが最適と思われる場合は別途お見積もり対応となります。

オフセット印刷

紙媒体も含め、多くの商業印刷で用いられている印刷方法がオフセット印刷です。

写真やグラデーションを表現したい場合はオフセット印刷を用います。
ルーペで見ると印刷面がベタではなく、網掛けになっているのが特徴です。

1色や2色でもオフセットは可能です。
ただし、フルカラーの写真や画像を表現する場合はCMYKの4色になりますね。

オフセットはシルクスクリーンに比べると版代が安価で、細かい表現や写真などの印刷にも適しています。
いまやカード印刷の主流となっています。

ただし、デザインによってはシルクとオフを組み合わせることもあります。
しかしながら、シルクとオフは版を重ねるのが非常に難しい場合が多くなりますのでデザイン作成段階での注意が必要です。

オンデマンド印刷

オンデマンド印刷と言えば、製版を用いず、データから直接プリンタに出力するため、少量印刷に向いている方法です。
プリンタによる出力ですのでCMYKの4色フルカラー印刷となります。
フルカラー印刷なのでデータ上で表現できるデザインはほぼ再現できますが、DICやPANTONEなどの特色印刷はできませんし、色合わせを行う場合はデータ上の掛け合わせ比率を変えながら試行錯誤する必要があり、厳密には困難、という面があります。

ひと昔前ですと「オフセット印刷に比べて印刷品質が劣る」という認識でしたが、最新のオンデマンド印刷機では「デジタルオフセット」という技術が実装され、製版オフセットに迫る印刷品質となっています。
正直、オフセットと(デジタルオフセットによる)オンデマンド印刷の仕上がり品を見ても違いが分からない程です。

弊社のオンデマンドカードは「デジタルオフセット印刷」での対応を行っております。
100枚程度の小ロットのご要望に対しても、厚みのあるPVCカードで高品質な仕上がりの製品をご提供できます。
以前なら最低でも1000枚程度のロットでないと、1枚単価が高額になり過ぎて手が出なかった仕様が、低価格でお試しいただけますのでプラスチックカードの用途がグンと広がったと思います。
*PETカードのオンデマンド印刷仕様「DTP PETカード」に関しては従来型のオンデマンド印刷対応となります。

カード印刷のスペシャリストにご相談ください

紙への印刷とは勝手が少し違うので、カード印刷が初めての場合は、あらかじめ専門家にもデザインの相談をしておくとスムーズです。
デザインが未完成の状態でも現状のデータを拝見し、やりたいことをお伺いできれば適切なアドバイスをさせていただきます。

2019年2月21日 9:36 pm Published by

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This post was written by Buzz planning