こんにちは。プラスチックカード印刷の専門店、バズ・プランニングです

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環境に配慮した持続可能な企業活動の一貫として「脱プラスチック」の機運が高まっています。プラスチックカード印刷を専門に扱う弊社にも、プラスチック削減の取り組みに寄与するソリューションを求められる事が増えてきました。

本記事ではプラスチックごみの問題と、中小企業でも取り組めるプラスチック削減施策について解説していきます。会員カードをプラスチックから代替する提案もございます。


目次

    1. プラスチックごみは何が問題なのか?
    2. 行政のプラスチックごみ削減事例
    3. プラスチックごみの日本の排出量は?
    4. プラスチックごみ削減の具体的な方法
    5. 企業のプラスチックごみ削減事例
    6. 中小企業や個人店舗でもすぐに取り組める施策
    7. プラスチック製会員カードの代替製品の紹介

 

プラスチックごみは何が問題なのか?

軽くて丈夫、持ち運びしやすいなど、プラスチックには多くのメリットがあり、様々な製品に使われています。
しかし、便利な一方で、不適切に処分されたプラスチックごみが大量に海に流出し、環境や生物にも悪影響を及ぼしています。

プラスチックごみが海洋生物へ与える深刻な影響

浜辺に打ち上げられたクジラの胃の中から、プラスチックごみが発見される例が、世界各地で報告されています。クジラだけでなく、他の海の生物も、プラスチック製の袋や網が体に絡み、死んでしまったり傷ついたりすることもあります。
また、プラスチックごみが小さな破片になった「マイクロプラスチック」を、魚や貝がエサと間違えて食べてしまう例もあります。

プラスチックごみのほとんどは、陸から出たもの。それらがポイ捨てや屋外に放置されると、雨風によって河川に入り、海に流れ出てしまいます。そしてプラスチックは自然分解されないため、ずっと海に残ってしまうのです。

企業がプラスチックごみ削減に取り組む意義

「プラスチック資源循環促進法」が施行され、プラスチック製品の設計・製造から廃棄物の処理に至るまで、ライフサイクル全体を通じたプラスチック資源循環の促進が図られています。

そして近年、認知が高まっているSDGs(持続可能な開発目標)。SDGsとプラスチックごみとの関係性をピックアップした記事を目にする方も多いのではないでしょうか。プラスチックごみが環境に及ぼす影響を知り、削減の取り組みを”具体的に実施していくこと”が企業活動の永続性にもつながっていきます。それが企業がプラスチックごみ削減に取り組む意義でもあります。

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行政のプラスチックごみ削減事例

プラスチックごみ削減は重要な社会課題となっており、行政でもさまざまな取り組みが実施されています。一部の事例を紹介します。

東京都目黒区の事例

東京都目黒区では、プラスチックごみの削減を推進しています。
紙・木・竹・草などの環境に配慮した素材の容器包装を導入する事業者や、テイクアウト商品を提供する際、マイ容器やリユース容器の利用促進に取り組む事業者を支援しています。
また、買い物の際のリデュース(発生抑制)、リユース(再利用)などにつながる5つのルールをまとめた「めぐろ買い物ルール」を制定。エコバッグの利用促進やレジ袋の使用抑制を図っています。

目黒区 公式ホームページ

神奈川県の事例

神奈川県では、県内の33市町村と連携して、プラスチックごみ削減に向けた取組を進めています。
横浜市では、ポイ捨てされたプラスチックごみが環境に与える影響や、ポイ捨てをしない・ごみ拾いの重要性などを伝えるための啓発動画を作成。スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の小売店と連携して、ワンウェイプラスチックの削減に向けたキャンペーンを実施しています。
また、鎌倉市では、市役所・支所等の自販機でのペットボトル飲料の販売中止や、公共施設にウォーターサーバーを設置し、マイボトルの普及促進を図っています。

神奈川県 公式ホームページ

静岡県の事例

静岡県では、Refuse(リフューズ・断る)、Return(リターン・戻す)、Recover(リカバー・回復させる)、Reduce(リデュース・減らす)、Reuse(リユース・繰り返し使う)、Recycle(リサイクル・資源として再利用する)の6Rを掲げています。県内でのゴミ拾いや、海洋プラスチックごみの削減につながる行動をしてSNSに投稿したり、アプリでポイントを獲得すると抽選で図書カード等が当たるキャンペーンを実施しています。

静岡県 6R県民運動特設ページ

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プラスチックごみの日本の排出量は?

国連環境計画(UNEP)の報告書によると、日本のプラスチックごみ排出量は約850万トン。うち約40%がレジ袋やペットボトル、惣菜の容器や包装などのプラスチックごみと推計されています。これは1 人当たり年間32kgを排出しており、アメリカに次いで世界第2位の多さです。

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プラスチックごみ削減の具体的な方法

いきなりプラスチックを全く使わない生活に変えていくのはハードルが高いものです。プラスチック削減の概念について理解し、スモールステップで取り組むことが現実的です。

3R+Renewableの概念

3Rというキーワードは耳にしたことがあると思います。近年では「3R+Renewable」という考え方が浸透してきています。

      • Reduce(リデュース)・・・できるだけ使わない・使い捨てない
      • Reuse(リユース)・・・繰り返し使う
      • Recycle(リサイクル)・・・再生利用する
      • Renewable(リニューアブル)・・・使用する資源を再生可能なものに代替する

できるだけ使わない・使い捨てないReduce(リデュース)の考えをベースに、繰り返し使うReuse(リユース)、再生利用するRecycle(リサイクル)、そして製品に使用する資源を再生可能なものに代替することを意味するRenewable(リニューアブル)の「3R+Renewable」を実践していくことがプラスチック削減の方法論です。

プラスチックごみの回収とリサイクルから削減へ

「リユース」は、繰り返し使うことを意味し、「リサイクル」は、再利用することを意味します。
プラスチックごみの回収とリサイクルの活動は、環境保全活動のファーストステップとして取り組まれてきました。
リサイクルという日本語は昭和49年に初めて登場したと言われており、市民権を得ています。

それに対し近年注目されている「リデュース」は削減を意味し、プラスチックごみそのものを出さない取り組みです。

リデュース(削減)が注目されている理由

リデュース(削減)が注目されているのはなぜでしょうか。その理由として、二酸化炭素による地球温暖化問題が挙げられます。
プラスチックは燃やすと大量の二酸化炭素が発生します。二酸化炭素は地球温暖化の原因になり、結果的に環境汚染につながるからです。また、プラスチックには様々な種類があり、1つの製品に何種類も使われていることもあります。それを分けるのは容易ではありません。
まずは使うプラスチックを減らし、減らせないプラスチックは長く使う、そして使ったプラスチックは資源にして再利用する、という順序が大切です。

生分解性プラスチックの活用

微生物の働きによって、最終的に水と二酸化炭素に完全分解される「生分解性プラスチック」。
ごみとして焼却処理する必要がないので環境負荷が少なく、意図しない形で排出された場合でも自然に分解されるため、活用により海洋プラスチックごみの削減などに貢献できます。

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企業のプラスチックごみ削減事例

大きな規模でビジネスを行っている企業が、事業活動の中でプラスチック削減に取り組むことは、大きな影響度、インパクトがあります。
ここでは、プラスチックごみに対する企業の取り組みをご紹介していきます。

スターバックスの事例

スターバックスでは、紙ストローの導入や、紙カップとストロー不要リッド(蓋)、樹脂製グラスでの提供を進めています。その他、店内のアイスビバレッジ(コーヒーやラテなど)をリッド(蓋)なしで提供したり、店内でのマグ・グラス提供の推奨、マイタンブラー利用促進など、店舗から出る使い捨て資材削減の取り組みを積極的に進めています。

スターバックス プレスリリース

無印良品の事例

プラスチック製ショッピングバッグの廃止、マイバッグ持参の推進、パッケージ素材や陳列素材の見直しを行っている無印良品。化粧水・乳液の詰替リフィルも発売されました。ボトルから詰替リフィルに切り替えることで、プラスチックを約1/4削減することができるそうです。

無印良品店舗ブログ

マクドナルドの事例

マクドナルドは全国の店舗でストロー、スプーン、フォーク、ナイフ、マドラーを、プラスチックから紙製・木製に順次切り替えて提供する取り組みが始まっています。これにより、年間約900トンのプラスチック削減につながるとのことです。また、紙製ストロー、木製スプーン・フォーク・ナイフ・マドラーは、森林の環境や地域社会に配慮して生産された紙・木材を使用しているそうです。

ニュースリリース マクドナルド公式

ローソンの事例

コーヒーや店内厨房商品の紙容器での提供、紙パック入りのミネラルウォーターの販売など、さまざまな取り組みを行っているローソン。プラスチックごみの削減を図るため、全国のカウンターおでん展開店舗の一部で蓋付きの容器を持参して購入された方を対象に「おでん鍋割セール」を実施しています。その他、ドライフルーツやナッツなどの食品をはじめ、洗剤やシャンプーなどの日用品の量り売りを実施する店舗も。プラスチック容器での販売と比較し、およそ79%のプラスチック使用量削減につながっているそうです。

ローソン公式サイト ニュースリリース

大日本印刷の事例

大日本印刷株式会社では、富士特殊紙業株式会社、有限会社クレエなどと共同で、プラスチックの使用量や、製造時の温室効果ガスの排出量を削減すると同時に、分別廃棄可能な紙製ボトルの開発を行いました。紙素材の外装と、長期保存が可能なプラスチック素材の口栓付きパウチにすることで、分別廃棄が可能なリサイクルしやすい構造となっています。また口栓付パウチを単一素材で製造することで、プラスチック素材のリサイクル性を向上させています。ペットボトルと比較して、約30%のプラスチック使用量削減になるそうです。

大日本印刷株式会社 ニュースリリース

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中小企業や個人店舗でもすぐに取り組める施策

大企業の事例を紹介してきましたが、中小企業や個人店舗が取り組める施策はないでしょうか。比較的簡単に取り組める施策を紹介します。

今使っているプラスチック製の消耗品を、別の資材に代替する(置き換える)という施策です。

食器・容器の代替

食器をプラスチック製から、紙製・木製に変更する事例があります。社内で提供・販売するワンウェイプラスチック容器(コーヒーカップ・レジ袋・ストロー・マドラー)を紙製・木製に変更。また、会議中のペットボトル飲料の使用をやめることでもプラスチック削減につながります。また、ロゴ入りマイボトルを社員に提供している会社もあります。

包装資材の代替

発泡スチロールやビニールを活用したクッション材を、紙素材に変更することもプラスチックごみの削減になります。また、過剰包装を削減する、包装資材を繰り返し使うこともプラスチック削減につながります。

販促物の代替

店内に設置する販促物を、石油由来プラスチック使用量を抑えた素材に切り替える事例があります。
また、会員カードやノベルティグッズを再生プラスチックや、環境に配慮した素材に変更するケースも。このような販促物は、SDGsに関心を持っていても「何から取り組んでいいかわからない」と悩まれている企業やお店にとって、まず第一歩となりうる最適なアイテムです。エコアイテムをノベルティにすれば、企業のイメージアップにもなります。

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プラスチック製会員カードの代替製品の紹介

プラスチックカード印刷専門店のバズ・プランニングでは「SDGsパック」として、プラスチック削減の取り組みに寄与するカード基材を3種類ご用意しています。

SDGsや環境負荷に配慮したカード製品3選

いずれも、既存のカードを置き換えるだけですので、簡単に取り組める環境配慮施策です。

リサイクルPVCカード

生産過程で排出するCO2が少なく、枯渇性資源(石油)を抑制する素材で作られているカード

      • 3R+Renewableのうち、リサイクルに該当するカードです。

バイオマスカード

植物由来の原料(バイオマス)を使用し、CO2排出量の抑制と石油等の有限な資源の使用量削減につながるカード

      • 3R+Renewableのうち、リデュースに該当するカードです。

再生PETカード

ペットボトルをリサイクルして作られたカード

      • 3R+Renewableのうち、リサイクルに該当するカードです。

これらの製品は、SDGsに賛同する大手企業や、エシカルなブランドコンセプトを持つ企業から、すでに多くの引き合いをいただいております。
また、カード券面にSDGsロゴをレイアウトできますので、企業のサスティナブルな取り組みをアピールすることが可能です。

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環境に配慮したカードもバズ・プランニングにお任せ

環境に配慮したカードをお考えの方も、プラスチックカード印刷専門店のバズ・プランニングにお任せください。

他社には無いバズ・プランニングだけの「安心取引12サービス」で、初めてのプラスチックカード作成も、経験豊富なスタッフが丁寧にサポート致します。

実際にどれくらいの価格で印刷できるのか気になる方は「価格表一」をご確認ください。

初めての方でも安心してご注文頂けるよう、無料サンプルをご用意しております。

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2022年10月11日 5:47 pm Published by

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This post was written by Buzz planning