こんにちは。プラスチックカード印刷の専門店、バズ・プランニングです。
従業員同士が感謝の気持ちを記して送り合う「サンクスカード」。
社内の信頼関係を構築し、良好な職場環境を作るためのコミュニケーションツールのひとつです。
本記事では、サンクスカードの概要、導入するメリットやデメリット、効果的な活用方法について詳しく解説します。
目次
「サンクスカード」とは?
「サンクスカード」とは、企業の従業員同士が感謝の気持ちを記して送り合うカードのことで、社内の人間関係を構築するコミュニケーションツールのひとつです。
「ありがとうカード」や「サンキューカード」と呼ばれることもあります。
感謝の気持ちはお互いに持っていても、忙しさの中で見落としてしまうことや、言わなくても伝わっているだろうという「暗黙の了解」になりがちです。
サンクスカードは、感謝や労いの気持ちを「見える化」し、伝える機会をつくることで、従業員同士の長所を認識することができ、職場の雰囲気を良好に保ちます。
サンクスカード導入で生まれるメリットとは?
「サンクスカード」の導入により生まれるメリットとは、どのようなものがあるのでしょうか。順にみていきましょう。
離職率の低下が期待できる
感謝を伝え合うことが日常的、積極的に行われている職場は、雰囲気や居心地が良いものです。
サンクスカードによって働きやすい環境を作ることで、離職率の低下が期待できます。
離職率が低いということは、長期勤続する安定した人材の確保ができ、ノウハウが蓄積されるため、仕事の質も高まるでしょう。
採用にかかるコスト削減にもなります。
また別記事で、採用活動に活用できる「リファラルカード」ついて解説しております。よろしければご覧ください。
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「見える化」でモチベーションやエンゲージメントが高まる
サンクスカードがあることで、慌ただしい業務の中で見過ごされてしまいがちな、ちょっとした頑張りや行動を「見える化」することができます。
影ながらさりげなくフォローをしたり、サポートしたりすることも、業務において必要ですが、表立って労いを受けることは、あまりないかもしれません。
しかし、サンクスカードを通じて認識、評価されることによって、従業員のモチベーションやエンゲージメントが高まります。
「称賛文化」が職場に根付く
従業員同士が日常的に感謝を言葉にし、労い合う「称賛文化」が自然と根付きます。
互いに良いところを伝え合うことで、ポジティブな感情が生まれます。
また、称賛によって達成感を得ることができるため、自己効力感が向上し、円滑に業務を進めることが期待できます。
サンクスカードのデメリットとは?
サンクスカードにはデメリットもあります。ここでは、サンクスカードのデメリットを挙げていきます。
マンネリ化の恐れがある
少人数の部署や、通常業務において顔を合わせて仕事をする機会が限られている場合、感謝を伝える内容や相手が似通ってしまったり、毎回同じになったりすることもあります。
そうすると言葉のバリエーションが減り、マンネリ化する恐れがあります。
うわべだけの形式上のやりとりや、仕方なくサンクスカードを送り合う状態になってしまっては、せっかくのコミュニケーションツールが意味を成さなくなってしまいます。
苦痛や負担に感じる
サンクスカードの導入を、強制やノルマのように捉えてしまい、苦痛や負担に感じるケースもあります。
本来、感謝は自然と湧き出てくるものであり、それを相手に伝えるのも良いことです。
しかし、褒め合うことに慣れていなかったり、謙遜が美徳という風潮が社内に強く残っていたりする場合、不自然なやり取りに感じる方もいます。
導入を前向きに捉えられない方がいる可能性も否めません。
効果を実感するまでに時間が必要
新しい試みは、導入してすぐに期待する結果が得られるものではありません。
効果を実感するまでには時間を要するものです。
サンクスカードとはどのようなものか、正しく周知されていなければ、途中で本来の目的を見失ってしまう可能性がある点もデメリットのひとつです。
サンクスカードを効果的に活用するには
サンクスカードを効果的に活用するには、具体的にどうすればいいのでしょうか。ここからは上手に活用するコツなどを挙げていきます。
目的を周知する
サンクスカードを導入するにあたって、まずは本来の目的を従業員に周知することが大切です。
なぜサンクスカードが必要なのか、わからない状態では、不信感が増してしまい、習慣化は程遠くなります。
効果的に活用するためには「何を目的に行うのか」といった意義を正しく理解してもらい、メリットをふまえて実践することがポイントです。
あらかじめルールを決めておく
あらかじめカードを渡す期間や目標枚数などのルールを決めておくと、導入がスムーズに進みます。
期間を決めておくと、集計を忘れてしまうケースを防ぐことができ、定期的な確認や見直しも可能です。
また、目標枚数を決めることで、積極的な取り組みにつながりやすくなります。
ただし、効果を急ぐあまり、現実的ではない目標設定は禁物です。
無理のない範囲の枚数を設定することも、重要なポイントです。
「ピアボーナス」を導入する
「ボーナス」というと、会社が従業員へ支払う特別手当を思い浮かべる方も多いと思います。
「ピアボーナス」とは、英語で「仲間」を意味するPeer(ピア)と「特別手当」を意味するBonus(ボーナス)を合わせて作られた言葉です。
まず仕事の成果や感謝を伝えたい従業員同士でメッセージやポイントを送り合います。
そして、送られて貯まったポイントを現金や商品などのギフトに換算する仕組みです。
同様に、多くのサンクスカード(感謝)を集めた従業員を、社内で表彰する制度も効果的です。
「どのような点が感謝されたか」を広く情報共有することができるため、業務に取り組む姿勢の改善にもつながります。
また、サンクスカード運用の効果検証や振り返りにもなります。
サンクスカードはどんなタイプがいい?
サンクスカードは、タイプ別に、
- 紙製カード
- アプリ
- プラスチック製カード
があります。それぞれの特徴を見ていきましょう
紙製カード
紙製は、ペンと紙があれば導入が可能なため、シンプルで始めやすいのが特徴です。
手書きのメッセージを送り合う行為に意味を持たせます。
大手コーヒーチェーン・スターバックスでは、パートナー(スタッフ)間で、感謝のメッセージを贈る制度があります。
このカードは5種類あり、①歓迎する②心を込めて③豊富な知識を蓄える④思いやりを持つ⑤参加する、というスターバックスの行動指針に沿うものです。
この5種類からテーマに沿ったカードを選択し、感謝のメッセージを書いて贈ります。
手書きのメッセージというのは、贈る相手の気持ちがより伝わりやすい傾向もあります。
しかし1枚1枚手書きするのは時間も手間もかかるため、枚数をたくさん贈る場合は負担になる可能性があります。
アプリ
アプリの場合は、前述のピアボーナスを管理したり、HR系SaaSと相性が良く、今後はフィンテック系サービスとの連携も期待されます。
スマートフォンなどから気軽に入力でき、スプレッドシートなどにデータ化することができるため、人材のタレント管理に活用することも可能になるでしょう。
大手インターネット証券会社であるSBI証券では、サンクスカードのアプリを活用し、その手軽さやリアクション機能でコミュニケーションを深めています。
プラスチック製カード
プラスチックカード製は、手書きメッセージより、渡す行為自体に意味を持たせる運用をします。
テーマごとに作成されたサンクスカードを渡すようにすれば、手書きの手間もありません。
紙製カードより耐久性も高いため、繰り返し使える点もメリットのひとつです。
サンクスカードはプラスチックカード製がおすすめ
サンクスカードを作成する際は、プラスチックカード製がおすすめです。
その理由はサンクスカードは、手書きの場合、筆無精の方や手書きに自信のない方にとっては、負担に感じるケースもあるためです。
そこで、感謝のテーマごとにデザインを変更したプラスチックカードを複数作成し、渡すこと自体が承認や評価の行動となるような活用方法であれば、そのようなデメリットは解消できます。
メッセージを記入しないプラスチックカード製のサンクスカードなら、回収し、使い回しができるメリットもあります。
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